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良いサプリメントの選び方 |
2002年の日本全国調査では、サプリメント(以下サプリ)や健康食品を利用されている方が国民の約43%に達している事がわかりました。しかし、当院の外来で患者様の話を聞く限り、3分の1の方は間違ったあるいはでたらめに、別の3分の1の方は誰かに勧められて根拠無く使用されています。 このような現実を踏まえ、当院では何とか国民の皆さんに正しく・適切にサプリを利用していただく努力を始めています。そして以下の内容が、皆さんのサプリに対する理解を深めるものになれば幸いです。 |
サプリに対する大きな勘違い ・サプリはその品質に対して日本政府が審査・管理している。 日本ではサプリは食品に分類される為、国の審査はなく、どんなものでもサプリと名前をつけて誰でも売れる。 ・記載されている内容や容量は常に正しく表示されている。 成分や容量の異なるダメサプリもある。ひどいものでは主要成分が全く含まれないものもる。 ・サプリに有害なものは無い。 製造工程が不適切な為有害物質が混ざったり、表示以上の大量成分が含まれていることもある。薬は副作用があり、サプリに副作用が無いと信じることが本来間違い。 ・サプリは万人に有効。 隣の奥さんが飲んでいるサプリを自分も欲しいと思うのは間違いで、各人に相応しい種類を選択すべき。 ・たくさん摂取するほどよく効く。 と思うのは間違い。適量がベスト。摂り過ぎはむしろ危険。 |
*注意が必要なサプリ ・ウコンなど鉄分を多く含むサプリ 鉄分は体内では強力な酸化物になる為、摂り過ぎは厳禁。特に現在慢性肝炎に対しては禁忌とされています。 ・肥満サプリ(ガルシニア、Lーカルニチン他) 適切なダイエットや運動なくサプリのみに頼っても無意味。また毒性の強い成分や下剤などが混入しているものもある為、成分表示に十分注意してください。また極端なダイエットとサプリの組み合わせも脳細胞にダメージを与えることもあります。 ・個人輸入製品 以前中国から輸入されたダイエット食品で死亡例がありました。成分に医薬品を含んでいた為大きな副作用が出現しました。サプリは副作用が無いと信じ、うわさや宣伝だけで摂取してしまったことが原因です。 |
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日本でヒットしているサプリ (医学的根拠が不十分) ・クロレラ ・プルーン ・ケール ・アガリスク ・霊芝 ・メシマコブ ・発芽玄米 ・ゴマ ・ローヤルゼリー ・プロポリス |
ドクターが進めるサプリ (医学的根拠が確立されている) ・マルチビタミン・ミネラル (ビタミンA,C,E,B1,B2,B6,B12,葉酸、亜鉛、Se,Mgなど) ・抗酸化サプリ (ビタミンA,E,C,亜鉛,Se,CoQ−10,αリポ酸) ・EPA,DHA ・骨粗鬆症サプリ(カルシウム,ビタミンD,大豆,イソフラボン) ・イチョウの葉(ギンコビローバ) ・ノコギリヤシ(中高年男性対象) |
当院が推奨するサプリメント マルチビタミン&ミネラル・アンチオキシダント |
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